2000(平成12)年から6年連続で世界のトップシェアを維持し続けてきたシャープ株式会社。2005(平成17)年のシェアは世界の約25%であり、第2位のドイツのメーカーのシェアが10%程度だからダントツの一位、世界に冠たる太陽電池メーカーである。しかし、シャープが世界トップの座に着くまでには、半世紀近い地味な年月があった。多くのメーカーが太陽電池の開発に着手したのは、1973(昭和48)年のオイルショックを受けて翌年から始まったサンシャイン計画以降であるが、シャープが太陽電池の開発に取り組み始めたのは、それよりもずっと前の1959(昭和34)年である。
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太陽電池が世界で初めてアメリカで作られたのは1953(昭和28)年だから、そのわずか6年後ということになる。当時は、人工衛星用など特殊な用途に限定されるものと考えられていた太陽電池の研究に、日本の一企業が取り組んだわけだ。その背景には、太陽電池が半導体の登場とともに発明されたということがある。このような背景があり現在の太陽光発電システムの技術が誕生したのである。